全自動BIツールとしてのGoogleスプレッドシート
前回の記事から二ヶ月ぶりくらいです。
放置しててすみません。私事ですが、色々ドタバタしていたもので……
さて、今日のお題はGoogleスプレッドシートです。
そもそもGoogleスプレッドシートって?
「あのGoogleが Excelパクったやつでしょ?」と思ったあなた、まあ、そんなに間違ってはいません。 関数とか、かなり完コピしてますし、一見してとても、その、すごくExcelです……
ですが、このスプレッドシート、Excelには無い素晴らしい機能があります。
サジェスト型BIツール
試しに、機械学習のお題によく使われる、irisデータセットを貼り付けてみました。
すると、画面右下に「データ探索」というボタンが出現し、クリックすれば……あら不思議。
Google先生が、私の代わりに散布図やらヒストグラムを描いてくれ、あれこれデータについて教えてくれます。
上記リンクのシートでは、散布図とヒストグラムを載せていますが、これはサジェストされたものを1クリックで載せたものです。
所要時間は、せいぜい30秒くらいでしょう。
BIツールの現状と問題点
データの可視化に活躍するBIツール。
ですが、当然ながら、ユーザーは可視化について、ある程度の前提知識を求められます。
そして困ったことに、そんなことは学校教育で教わりません。
(理系に進んで研究をやっていれば別なんでしょうけど、私文系だったので……)
Googleスプレッドシートは、「何の可視化をすべきか」「データの要点は何か」を、向こうからサジェストしてくれます。
ユーザーは与えられた選択肢から選ぶだけです。まあ、的外れなサジェストもありますが、兎に角形にしてくれるわけです。
もし職場で、手っ取り早くデータ分析を広めたいのなら、Googleスプレッドシートは最適な入り口でしょう。
Excelのように煩雑なグラフ作成手順を踏む必要はありませんし、BIツールのように前提知識を求めません。
まあ、そのうちMicrosoftも似たような機能を載せてきそうですが、現状ではGoogleに一日の長がありますね。